赤羽駅東口
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赤羽駅にやってきた。
赤羽は、東京都北区の北部に位置する埼玉県と隣接した町です。JR赤羽駅には、京浜東北線・埼京線・高崎線・東北本線・湘南新宿ラインが乗り入れています。(ユキサキナビ)私はあまり利用しないのですが、荒川を越えると川口市ですし、東京と埼玉をつなぐ非常に重要な駅みたいですね。
今回は緊急事態宣言下の夜ということで、赤羽に染み付いたイメージとはまた違う側面が見える/聞こえるかもしれません。
※散歩をしたのは8月下旬です
社交辞令の「まち情報」はこの辺にして、散歩を進めましょう。
いきなりこんな感じの路地が顔を覗かせていて、期待値が上がる。
ラーメン屋の隣に「濃い」お店が並んでいる。サッカーボールがいい味出してますね。とにかくお昼の開いているところを見てみたいお店だ。
緑のあるところには虫の声もある。
おや、何か聞こえて来ました。音のする方向へ。
ディープという言葉を体現しているかのような商店街だ。このオレンジっぽい街頭がまたいい味を出している。
客引きのアナウンスが響き渡っている。夜8時を過ぎた静かな街には少し大きすぎる気がするな。普段ならこれくらいで丁度いいんだろうけど。
ここがメインの通りなのかな?客引きには2回声をかけられた。録音機を持っていなかったらもっと多かったのかも。
やはり学校周りには鳴く虫がいますね。
プリントとかでよくある端っこがちょっと折れちゃうやつ、看板でもあるんだ。
学校の中に猫ちゃんが。野良猫に餌を与える賛否はおいといて、食事が豪華すぎるだろ!キャットフードに戻れなくなるぞ、、。
「会話」「食事」「カクテル」、カギカッコに入れられることで何か抽象的な概念に思えてくる。なんか謎解きゲームが始まりそうな見た目。
こうして聴いてみると、同じ通りでも虫の音がかなり違うことがわかります。
学校から顔を覗かせる東横イン、誰か見たことありますか?
「今川焼」と「ゲーム」がこの距離感で並んでるのすごいな。こういうところから新たなビジネスチャンスが生まれるんだろうか。あと「チャンピォン」という、より英語に忠実な表記にしているところも好感を持てます。「ダイミマツ」はよくわかりません。わかる方いたら教えてください。
絶対にこの辺にいることはわかるけど、「そいつ」を見ることはできない。それにしてもいい音出してますねえ。
さっきまでマオマオ言ってたのに、マイクを向けた途端鳴かなくなってしまった。
なんか液体みたい。
王田土人さん(https://twitter.com/nowaruagaki)のカラスネットの形から着想を得た絵を思い出しました。
カラスネットの形を図形楽譜にして曲を作ったら面白そうだな。
「に」だけ小さい。漢字の圧に耐えきれなかったのだろうか。
この一帯だけ散らかっているのが面白い。生活感とも違うというか、
何から何まで奇妙だ。ブロックの上の旗立てが細い糸で結ばれている。
自販機の下にドリンクホルダーが落ちていた。どうしてこうなった。ボタンを押し間違えて怒って壊したとか?
昼間に行ってみたいお店シリーズ。
二つのシャッターが風でカタカタいってたので撮りました。聞いていると、2つのシャッターが呼応しているように感じました。
サイバータウン赤羽。もっと外国人観光客で賑わってもいいのに。「葬祭」の電飾とかまさにサイバーパンクって感じする。
どうやら環八通りにいるみたいですが、
路地に入っていきます。
商店街があった場所に比べて、とても静か。マイクを向ける隙を与えないほど。(困る)
今回同行してくれている友人は、ピアノ弾きです。1人で歩いていると気にしないことも、何気ない呟きとかから気づかせてくれます。
YouTubeでも演奏活動しているので、ぜひご覧ください。
それにしても散歩するって言ってるのにサンダルで来るとは。
トンネルを歩いていたところ、おっかなすぎるものを発見。見てるだけでゾワゾワするなこれ。
あー、なるほど。上の鳥よけだったのか。鳥の逆襲撃の幕開けじゃないといいけど。
看板と明朝体の相性あんまり良くないのよ。
この手の張り紙に「令和」という文字があると驚いてしまう。昭和の感じで書かれているので。まさか最新(令和3年)だとはおもわないじゃん。
愉快な壁画を発見。
よく見るとこのうさぎ、かわいい顔してものすごい不協和音を奏でているな。歩幅的に仕方ないのだろうけど。
なるほど、人生一人で歩くと必ず不協和音になる。他の人と歩くことで協和音を奏でようってメッセージなのかな。
道にあるものから、人生を学びとっていこう。
土手へ
土手だ。なんか散歩すると毎回土手に来ているのは気のせいだろうか。
汚いというより怖い。なんでちょっと中が赤いんだ。
工事中なのか、赤い光が列をなしている。
本当はめちゃくちゃ暗いのに、ナイトモードが仕事をしている。雰囲気は失われるけど。
なるほど県境である荒川の手前に、小さい川があるんですね。
真ん中の島みたいになってるところが気になる。そこは東京?埼玉?
島に上陸しよう。
何だか埼玉から東京を眺めてる気分になるけど、逆なんだよな。向こうが埼玉。
ここまでくると点滅灯を設置するのも楽しそう。設置するたびに違う表情があったりして、サプライズ感を味わいたい。
こんなに暗いのに、自転車で走っている人がいることに驚き。
カエルの鳴き声。途中から声質が変わってて面白い。
こんな感じで島は結構暗いけど、思った以上に人がいるな。ここにいる人は埼玉県民ということになるのだろうか。座って話すカップル、花火をしている人たち、お酒を飲んでいる人たち、自転車で颯爽と通り過ぎる人たち、高校生の集団、、、
魚を焼く人たち
魚を焼く人たち、、?
明らかに火の感じが花火ではなかったので遠くから見ていたら、「食べますか〜?」と声をかけられてしまったので話を聞きに行った。
彼らは地元の集まりだそう。年齢は20くらいだと言っていた。面白いのは、なんの特別感もなく、日常を過ごしているように魚を焼き、食べていたことだ。何だか遠くの国の部族を取材している気分になった。しかし自分にも青春と呼べるものがあったとはいえ、「土手で魚を焼いて食う」という発想は無かった。自分にできたことはといえば、CoCo壱の10辛を食べてみることくらいだった。
後でわかったことですが、どうやら彼らがいた場所は埼玉県ということになるみたいです。この島は、ほとんど東京都ですが、この一部だけは埼玉県。これは意図してのことなのか、それとも本能なのか?
さて、土手を出よう。
こういう手作り感あふれる看板がたまらなく好き。
友人がキリンの滑り台に対して「ジラフだ」と反応していた。あんまり言わんやろ。
情報量が多すぎる。手の描写は置いといて、右下のお前は誰なんだ。ウータンの親戚?
赤羽という名前を冠した公園。これは期待できる。
さっそく細部にこだわりを見せる赤羽公園。
木のざわめきって、少し怖いですよね。途中なぜか録音が一瞬途切れ途切れになってしまいました。怖いですね、、。
立派な時計台の下は宮殿みたいになっている。ごっこ遊びがはかどりそう。
なんで洗濯バサミが??誰が何のために使うんだ。
噴水の装置ってこんな感じなんだ。てか真夏なのにカラッカラなのはどうして。これもコロナのせい?
赤羽公園、この時間なのに人が多かった。赤羽の夜の賑わいは、こうして土手や公園に分散しているのかもしれない。
郵便局から水が流れ落ちる音を入手。水の音は大体良いので、録る。
赤羽駅南口
南口の方も行っておこう
こっち側は、東口と比べて道が綺麗だし静かだ。友人とは、住むならこっちだなと話していた。
ここにきてようやくセミたちが本領を発揮してきた。だんだん音が重なっていく様を撮ることができました。セミのパワーを感じた。
歴史解説看板に服が干してある。治安がいいのか悪いのかわからないな。
行き止まりに立派な門の神社が。なんか中国みたいな雰囲気。ラストエンペラーのような。
坂が多い。この細い路地を歩いている時、友人が変な声を出したので幽霊が出たかと思った。実際は、この奥にある物件が都内一安い物件としてテレビで紹介されていたのを思い出したそう。何を覚えとんねん。
昼に行きたいシリーズ。あ、でも「ナイトレストラン」か。
くだるのに勇気がいる高低差。もう登ってくることないよね?という確認作業が必要。
オリジナル風鈴。しっかりめに風が吹かないと音が鳴らないのと、売ってるやつよりも音が硬い気がする。これはこれでいい音。
終電の時間ギリギリになってしまったので帰ろう。
これもまた「モノの邂逅」。関係の読み取れないモノを併置することで、今まで見えてこなかった関係性が浮かび上がってくる、みたいなコンセプトの現代アートのようだ。
以上、赤羽の夜の音を撮りながら散歩をしました。夜になると情報量が少なくなる分、気づくこともあるのかなと。むしろ見えないからこそ音の存在感が際立つのかもしれません。
最後に、新しい試みとして今回録音した音を使って曲を作りました。
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