今回は、私がこの春から通う大学院の最寄りである「国立駅」周辺を攻めます。なんとなくオシャレな街というイメージのある国立。実際はどんな場所なのか、予習しておきましょう。
大学通り
昼過ぎに着きました。春から通うのが恐ろしい距離でした。
国立駅には北口と南口があるようなのですが、今回は大学のある南口側に行きます。
こちら国立駅名物(?)のボロ建物に惹かれて、駅から見て右側の通りを行くことに決めました。散歩はこうして道が開かれていきます。
「カルティ」です。もうやってないのかな。ちなみにみんな大好き「カルディ KALDI」は、コーヒーの起源に関する伝説からとられた名前です。カルティはなんの伝説なのでしょうか。
トトロがお出迎え。トトロの耳ってこんな感じだったっけ。
よく見たら手作りトトロだった。フェルトとか木の枝とか葉っぱとか、天才かよ。
とりあえず大学通りを進もう。大学通りを制覇できぬものに国立を制覇することはできない。なんで自分は国立を制覇しようとしているんだ?
歩いていると、自転車用道路と歩道が分かれてるし、ベンチが多いし店もオシャレで活気があって素晴らしいな。これが国立か。
丁寧に作られた昔ながらのポストがあった。あれでも速達とかどうやって区別してるのかな。「ポスト前で待ってる」とか目印として使えそう。
ほう、散歩のコースがあるのですね。
けっこうあった。でも今日は「自分の歩むコース」でいかせてもらうよ。
次は「芸術の散歩道」ですか。ほうほう、いろんな芸術作品が道に展示されているのですね。設置されたのは2015年と比較的新しい。進化し続ける国立大学通り。
普通、いくら活気がある駅前でも何かしらの欠点(広告のモニターがうるさかったり、人ゴミだったり、ビルばっかで味気なかったり)があったりする。こんな居心地のいい駅前なんて出会ったことがなかった。街が完成されている。
これはもはや「国立」ではなく、、、
~Kunitachi~
そういえばさっきから、駅からの距離を示すものが。「カラ」がいい。さすが Kunitachi
地域の子どもたちが描いた看板がいろんなところに設置されていた。国立、あんたはすごいよ。このみんなで街づくりをしてます!っていう感じ。一切の隙を見せないな。
その中でも最も私の心に響いたものが上のやつです。そうだよな。上辺だけの保護なんて続かないもんね。まずは桜に興味を持つことから始めよう。絵の中には先程のポストがしっかり描かれている。あと絵が相当うまい。小3のクオリティーじゃない。
芸術の散歩道ですね。他にもたくさんあったので、今度ゆっくり見ることにしよう。唐突にこういう現代的な作品が置いてあるので、
こういう石とか
ぽつんと置いてあるベンチなんかも、それっぽく見えてくるな。彼らの狙いの一つなのかもしれません。
それにしても歩きやすいし、歩いていて飽きない。しかし散歩好きとしてはやはり脇道に入りたい。いやでも、今日は大学通りを突っ切ると決めたんだ。また機会はあるじゃないか!
ちらっ
うわあ〜、いい感じの住宅街なんだよな〜。我慢我慢。
この看板、国立周辺に結構ありました。犬の耳に若干の違和感を残すも、許容範囲。今回は見逃してやろう。そら!いけ!
そういえば忘れていた。あれ、さっきは植物だったけど動物になっている。しかも頭になんか巻いて走ってる。え?もしかして競争始まってる?
突然の公園。遊ぶってよりは国立住民が休憩するための場所って感じ。手作り感満載の花壇があって、人のぬくもりを感じることができる。
本が、、、?
これは忘れられているのか、それとも置いてあるのかどっちなんだ。国立のプロは一旦ここに本を置いて、席を予約してからコーヒーを買ってくるなりトイレに行くなりするのかもしれない。
よく見たらくにたち中央図書館の本だった。図書館の本がこんな風に置いてあると、ちょっとそわそわする。
そして、謎の正方形スペース。これってなんなんですかね。枯れた砂場?
公園を出る。謎が多くて中々に魅力的でした。
よし次は見逃さなかったぞ。やっぱ知らんうちになにかが始まってるな。
さあ、国立大学通りレースもクライマックスです!!キリンくんよりぞうくんが優勢です!!動物を擬人化したときに四足歩行になるか二足歩行になるかってなにで決まるんでしょうか!!
大学通り、1キロ以上あるんですね。通り沿いはお店以外にもアパートとかが多くなってきました。
良すぎる歩道橋があった。バリアフリーになっているんでしょうか。上ってることに気づかないくらい坂がなめらかだ。
この辺のカーブとか最高。まさか歩道橋で曲線美を見せてくるとは。This is Kunitachi
200M刻みになりましたね。うおーカメくん、まさかの下剋上!頑張れ!
ただ改めて考えてみると、キリン(900)→ゾウ(1000)→カメ(1200)ときているので、こっちが後ろの可能性も出てきた。つまり彼らは国立駅に向かっているのかもしれない。カメくん、、、ファイティン
看板には国立都市景観形成条例について書かれています。やはりここまで整備された街にこういったきまりは不可欠ですよね。
ちょっと調べてみると、ここ国立の景観が住民の方々の並々ならぬ努力によって作られ、保たれてきたことがわかります。注目すべきなのは、そのような活動が地域住民主体で行われていることです。ホームページの説明を引用すると
協議会は、アンケート調査、まち歩き及び勉強会等を重ね、重点地区景観形成計画の案を検討し、平成14年11月15日に市へ提出しました。
とあり、この地区は「まち歩き」の観点からも考えられているみたいなんですよね。どおりで歩きやすいわけだ。しかし、ここを離れるとどんな町並みが広がっているのか。余計に気になりますね。
詳しくは、国立市ホームページをご覧ください。
大学通り学園・住宅地区景観形成のリーフレットも、景観を守るためのルールがかなり具体的に書かれていて面白いです。「気持ちよく歩けるようにするために」なんて項目もあって、嬉しいです。
疲れたので、一旦休憩をします。休憩したいときにすぐにベンチに座れるのも国立のいいところ。
しっかりしゃべる鳥だなあ。
すごく秘密基地を作りたくなるスペース。
住宅街へ
休憩を終え、散歩再開。
ところで、大学通りはどこまでなのだろう。地面の模様が変わったからもしかしてもう終わってる?それともかけっこまだやってる?
というわけで、かけっこが見えなくなったら大学通り終了ということで良いでしょう。
はい、だれもいませんでした。なんか寂しいなおい。さあ、脇道に入ろう。
入ろうとは言ったものの、意外となにもないのが脇道です。ワクワクはしても、期待は禁物。
ばらん す
JJJ
しJJ
男の子ってこういうのが好きなんでしょ?
広い公園があった。
ソーシャルディスタンスのスポーツとして、今テニス流行ってるみたいですね〜。
ボールぶつけるたびにそんなリアクションしてたらしんどくない?芸人かよ。
土管は無条件で載せていきます。特にコメントすることはありません。
公園を出る。
ヒラヒラ〜じゃないのよ。Kunitachi が泣いてるぞ。
水が水を配る。
574-8378
階段だけ急に鮮やかシリーズ
住宅街をうねうねしていたら一橋大学まで戻ってきてしまいました。こんなところに門があるのか。
超高級住宅かと思ったら、佐野書院という施設でした。講演会だったり、演奏会もできる場所みたいです。
さっきの門の名前は「佐野門」と呼ばれているに違いない。
大学通りに戻ってきました。
少し休憩しよう。
通る人達がどこか文化的な雰囲気を帯びているように見える。何が文化的なのかはよくわからないけど。国立マジックかもしれないけど。
ここまでは、大学通りの東側を歩いてきました。自分の力不足もあって、見どころをたくさん見つけられたわけではないですが、大学通りとは違って静かでのどかな住宅街が広がっていました。
次は西側に行ってみましょう。
くにたちベンチ、ありがとうございました。
大学通り西側
いいか、期待は禁物だ。
一度通り過ぎたけど、ん?ってなってしばらく眺めていた。このポールと、どこから来たのかもわからないカバーのようなものは、如何にして出会い、落ち着いているのか。謎すぎる。
公園?と思ったけど入り口が公園っぽい小さい団地でした。
国立をタバコ投げ大会の会場と勘違いしてるな。この人はおそらく距離を競うのではなく、芸術性を競う部門の選手。
レモンサワーが背筋を伸ばして出迎えてくれました。
赤と黒のエグみがいいね。良くない行為ではあるけど、全然危なくなさそうなんだよな。
じわじわと耳に残りし看板
こういう遊び心すき。見てるぞ〜ってアピールなんだろうな。
よくわからん生物が取り仕切る清掃当番。マスクを上から書いてるのはコロナ前からなのだろうか。掃除するときってマスクすることあるもんね。
いちいち手書きなのも好印象。きっとこの団地には素晴らしい絵師がいるのですね。ありがとうございました。こういうのを求めてました。
ところで、ここは本当にあの Kunitachi ですか?
大学通りの周辺は本当に閑静な住宅街になっているけど、ちょっと田舎っぽい雰囲気もあっていいですね。
おっ!こんなところにナイスな銭湯が。
うあ〜でもどうしようかなぁ。まだまだ散歩したいし、入ったら日暮れちゃうよなぁ。このままじゃ国立を散歩しました!って大きい声で言えないよな〜撮れ高も少ないし、そもそも散歩のブログだからな。次来たとき行くこともできるよね…
ザッパーン
え?
やってしまった。
銭湯好きのことをよく理解したお風呂たちにテンションが上がってしまい、飲酒に走ってしまった。あのレモンサワーはフラグだったのか…! お風呂の種類も豊富で、とにかく鳩の湯さん素晴らしいです。
私は今、銭湯に入りお酒を飲んだ。つまり状態で言うと「最高」ということになります。なんだか楽しくってしょうがなくなるやつ。あの状態です。
ポッワポワになりながらも、この後のことを考える。まだ大した撮れ高はないし、国立のことをなにもわかっていない。まだ散歩を続けよう。もうだけ少し歩こう。帰りつつ歩こう。別に帰りたくなってないですよ?
雨ですね。
キィーーン
いいでしょう。受けて立ちます。心優しい友人に明日は雨が降ると聞いていたのです。
その後は
イカす家があったり
長生きしそうなアパートがあったり
キリンの砂場があったりした。別に帰りたくなってるわけじゃないですよ?
犬のママ。人過ぎてちょっと怖い。実際に見たら走って逃げちゃう。
右足と左手と頭を大怪我した少年。もう懲りただろうに、鳥に追い打ちをかけられてる。だから言っただろ!みたいな感じなのかな。
すごく便利な言葉を使うと、ジブリみたいですね〜。なんでも、昭和初期に建てられた「沖本邸」をリノベーションしてカフェとして営業しているみたいです。
ガシャーン お!中央線か?帰れるっ!
無事国立駅に着きました。
敗北感を覚えつつ、電車に乗る。まあまあ、こういう時があってもいいですよね。
大学通りとその周辺のギャップには驚きました。まだまだ行けていない場所や気づいていないものもあるでしょう。国立のためにも、また新たな魅力を探していきます。
ではまた。
中央線、グリーン車導入されるってよ。
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