今回訪れたのは、埼玉県は川口市のJR川口駅。上野から京浜東北線で20,30分で着く。隣の駅も赤羽だし、ほぼ東京都だ。
改札を抜けて西か東か。迷うけど、物が少なそうな西口に出てみることに。
川口、それハトやない。ワシや。
え~。めっちゃ都会。びっくりしちゃった。こんなに都会なんだ。
ひとまず歩き出したんだけど、駅前の広場にやたら像があることに気が付いた。
僕の腰の高さくらいしかなかった。もっと低かったかな。多分兄弟。多分。
というのも、この像だけ他の像と違って説明書きが何もなかった。何を指さしてるんだろう。
あの大きなビルかな。明らかにビルのほうが後に建ってそうだけど。
いちいち芸術的な広場だった。何かコンセプトでもあるのかな。
川口西公園というらしい。彫刻ガイド?ふむふむ。やはりそういう公園だったんだね。でも不思議なのが、冒頭の兄弟?の像の説明がこの看板には載ってない。確かに何の説明書きもなかったし。
え…?じゃああの兄弟の「像」はいったい……?
どうやら僕は知りすぎてしまったようなので、公園から離れることにした。手遅れになる前に。
駅前の通りを、とにかく都会を避けようと直進した。
この通りをずっとまっすぐ。果てしないなあ。いったいどこまで続くんだろう。
僕の生まれは鹿児島県の市内なんだけど、そのあたりに雰囲気が似てた。コロナがおさまったら、頃合いを見て鹿児島も散歩しに行きたいな。
めちゃくちゃスリムな注意看板発見。ぎゅっとなってて少しかわいそう。
そして君は誰だ。工事をしてる会社のマスコットキャラかな。
直進して5分くらいでいい感じの道があったので入ってみることにした。
地面に書いてあったこの黄色い線はなんの長さなんだろう。「止まれ」の1.6倍くらい長い。有識者の方、いらっしゃったらお教えください。
そしてかわいらしいクリーニング屋さん。昔ながらって感じのクリーニング屋さん。もうとってもとってもクリーニング屋さん。
それにしても川口の町並みはとても綺麗だし、駅の近くにはお店もたくさんあって、すごく住みやすそうだなと思った。絶対治安がいい。しかも電車で一駅揺られれば東京に出てこられる。住んでみたい。
全ゴミ捨て場で必ずと言っていいほどこのキャラを見かけた。いったい何がモチーフになってるんだろう。てか、このフォルムは悪者として消費されることが多そうだけどな。
こんな住宅街に突然ゴルフ場?本当かなあ。この時点ではまだ信じてない。
うわっ。びっくりした。
ポストのほうが先にいたのに、気づいたら生意気な後輩たちが隣にやってきて、横を向かずにはいられなくなったんだろうなあ。だって前を向いたままじゃ、集荷できないもんね。負けるな、ポスト。
本当にあった。ゴルフ場。でもこのすぐ裏に荒川の河川敷があるんだけどな。本当にゴルフ場なのか?ゴルフ場を目の当たりにしてもなおその存在を信じることはできなかったし、これを書いている今も信じていない。
河川敷にぶち当たったので、右折し引き返した。
またいた。お前は本当に何者なんだ。
暴走族なノリの注意喚起だ。夜露死苦ゥ。
ローカルな便利屋さんがあった。のども乾いてきたし、何か飲むためのものを買おうかな。something to drinkをね。
やってなかった。のど乾いた。
やじまの向かいには「世界の」ではない山ちゃんがあった。手羽先ではなく中華料理店。
そしてふと足元に目を落とすと、とってもキュートなマンホールが。これ地元にも欲し~。
しかも、見てこれ。仕事が丁寧だ。おしゃれとかわいいは両立できるんだなあ。
ゲーセンが併設されているタイプの昔ながらのボウリング場だ。ゴリラがめっちゃエンジョイしてる。よかったね~。
この散歩をしていたのは2020年12月27日なんだけど、年末の空気を感じてこの辺りでセンチな気持ちになっていた。日が落ちるのも早いし、一人だし、寒いし。この一年は変なウイルスに世界中が振り回された年だったな。色々思うところはあるけど、僕個人としてはこのサイトの開設をすることが叶ったので、かなりホットな一年になったとは思う。このサイトを読んでくれている人、そして一緒に続けてくれたlikkaには感謝しかありません。いつもありがとうございます。
とか何とか言ってたら、大きな道を見つけた。
橋になっているみたい。よし。いっちょ進んでみっか。てくてく。
え?一本道なのに?どこから飛び出してくるんだ。
ああここか。まっすぐすぎて横道に気が付かなかった。降りようか迷ったけど、なんとなくやめておいた。2021年はやめた理由を言語化できる年にしたいね。
この写真だとわかりづらいんだけど、この橋を降りた先がやけに栄えていたからそれを避けるように道を選んだ。だって今日は落ち着いた道を歩きたい気分なんだもん。
そういえば川口は外国人が多く住んでるって聞いたことがあるな。多文化共生に力を入れているみたい。そしてあのトゲトゲした謎のキャラもいるが、もう飽きてきているのでリアクションは薄めで行く。オマエダレダー。よし、次行こう。
工事現場のバリケードにあった張り紙。僕は、お世辞にもデザインや色遣いが良いとは言えない、こういう不器用なやさしさに弱い。
子供の無邪気さって時に残酷。僕も長男だからわかるけど、長男だからって何でも我慢できるわけじゃないんだからね。
湯婆婆の息子の坊に捕まって遊ぼう遊ぼうって駄々をこねられたときの千尋がいた。それにしてもこの千尋、「カオがナいシ」、「ハク」りょくもないけど、なんだか「リン」としていていいな。川口という場所でこの千尋に出会えたのも、僕の事を「いつも何度でも」、「胸のどこか奥で」呼んでいたからだろうな。
上手くて、スマン。
かっこいいアパート?マンション?があった。建物の真ん中に風の通り道がある。かといってスケスケって訳でもない。エロい。
さっきの川口陸橋(だと思う)を渡ったことで、川口駅の東口に回ってきてしまったらしく、駅前まで来ちゃった。
ポインコに立場を奪われたドコモダケは川口でならギリギリまだ会える。滑り込みでまだ間に合う。
うわー!めっちゃ都会!西口もなかなかだったけど、比べものにならないくらい都会だ。びっくりする。
この階段をあがって上から駅前を眺めてみよう。
よいしょ。
五合目。
終わりが見えてきた。
よいしょ。ん…?
ライオンがいた。すげー。アコムの愛猫かな。強そうすぎる。
少し駅前でもふらつくか。
さすがに駅前にあるのは「世界の」山ちゃんだった。
なんかディープな川口が知れそうな予感。飲み屋が多いかもしれない。入ってみよう。お酒弱いのにワクワクする。
ええ…。曲がったらすぐ出口だった。
何の成果も!!得られませんでした!!
ラブホテルだよって言われたら信じてしまいそうな外装してるよね、彼。
あー!さっきの肩身の狭い看板に閉じこもってた謎のキャラ!さては川口、謎のキャラ激戦区だな?
「きゅぽらん」っていう名前があるらしい。川口市のマスコットだって。宣伝頑張ってね。
バーキンがかなり血迷ってる。YAKUYOKE 面白いな。
川口駅前、本当に何でもあるな。東京都庁、川口に移動させませんか?
いや、マジで。マジで。
う~ん、写実的。ここまで丁寧に仕上げなくてもわかりそうだけどな。もっとこっち側を信用してほしい。
鼻までちゃんととんがってる。
そんなこんなで日が落ちてきてお腹も空いてきたので帰ることにした。満足。
正直もっと田舎なのかなと思っていたので、駅前の栄え具合に圧倒されてしまった。けれど、駅から離れれば町並みは落ち着いているし、とてもいい街だった。川口、絶対に住みやすい。
やっぱね。
では、また。
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